波照間島
有人島では日本最南端の島。「果てのうるま(サンゴ)」という意味からその名がついたと言われています。昔ながらの家並みとさとうきび畑が残る素朴な島で、2月から6月にかけては南の水平線上に南十字星を見ることができます。
集落と島の風景
波照間島には島の中央に名石、冨嘉、前、南、北の5つの集落がかたまっています。生活に最低限必要な日用雑貨、食料などを売っている共同売店と個人商店が数店あるだけで、フクギの並木とサンゴの石垣、赤瓦屋根の民家があちこちに残る静かな集落の風景は、街並み保存されて観光客の多い竹富島とはまた違った印象を与えてくれます。主な産業はサトウキビ栽培と製糖で、集落を一歩出ると一面のさとうきび畑が広がっています。
島内交通
波照間島には路線バス、タクシーはありません。島内の移動はほとんどの場合レンタバイクかレンタサイクルになります。1日掛けてゆっくり回ろうと思えば自転車で十分ですが、体力に自信がない場合や日帰りで時間がない場合などはバイクがおすすめです。
島の内陸部を通る一周道路は約9km、車で約13分(40km/h)自転車で約48分(11km/h)です。起伏はさほどありませんが、集落部分から海岸線にかけてゆるやかな下りになっています。
波照間港から集落への交通手段
波照間港から集落までは約1.2km、車で約1分、自転車で約6分、徒歩で約22分の距離です。波照間島の宿泊施設やレジャーショップのツアーなどを予約している場合は、送迎をしてくれます。(予約時に要確認)
- 【レンタカー】
- 昴レンタカー:0980-85-8567
- オーシャンズレンタカー:0980-85-8387
- ※事前に予約を入れた方が確実です。
- 【観光バス】
- 波照間島観光バスコースもあります。
- 安栄観光:TEL0980-83-0055
観光案内
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ニシ浜
- 島の北西部にあり、約1キロ近く続く真っ白な砂浜と目が覚めるようなエメラルドグリーンが美しいビーチ。海岸は遠浅で、沖の方まで浅瀬が続いています。リーフの内側なので波もほとんどなく海水浴にも最適です。また、浜の中程にある防波堤の外側は珊瑚や魚が多く、シュノーケリングも楽しめます。
砂浜の砂はサラサラしているので裸足で歩くとパウダーのような柔らかな肌触りを楽しめます。ビーチには屋根付きの休息所があるので遊び疲れたらここで昼寝するのが最高の贅沢。のんびりと海を眺めるのにも最適の場所です。
- 島の北西部にあり、約1キロ近く続く真っ白な砂浜と目が覚めるようなエメラルドグリーンが美しいビーチ。海岸は遠浅で、沖の方まで浅瀬が続いています。リーフの内側なので波もほとんどなく海水浴にも最適です。また、浜の中程にある防波堤の外側は珊瑚や魚が多く、シュノーケリングも楽しめます。
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底名溜池展望台
- 海の見える畑の中、農業用の溜池の横にポツリと建っている石を盛っただけのシンプルな展望台です。高さはそれほどないのですが、周りは見渡す限りの平坦な土地なので、ちょっと上っただけでも視界が開けて眺めは抜群です。
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日本最南端の碑
- 日本最南端の碑は、波照間島の最南端に位置する「高那崎」の 崖、東経123度47分12秒、北緯24度02分24秒の地点にあります。この崖には最南端の碑の他に波照間の碑・平和祈願の碑の3つが並んでいます。
最南端の碑は本土復帰前の1972年に訪れた学生が自費で作ったと言われています。
波照間の碑とそこへ続く遊歩道は日本中の各県から石を集めて作ったオブジェで、からみあった蛇のような形にもう二度と戦争によって内地と離ればなれになってしまわないように、との願いが込められています。
平和祈願の碑は戦後50年を記念して竹富町が建てた、日本最南端の平和の碑です。
- 日本最南端の碑は、波照間島の最南端に位置する「高那崎」の 崖、東経123度47分12秒、北緯24度02分24秒の地点にあります。この崖には最南端の碑の他に波照間の碑・平和祈願の碑の3つが並んでいます。
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星空観測タワー
- 日本最南端の島のさらに最南端にある天文台で、日本で南十字星が一番よく見れる観測タワーとして天文マニアにも人気の天文台です。南十字星は12~6月の晴れた夜空で観測することができます。他にもプラネタリウムによる説明や、実際に200mmの屈折式望遠鏡を使って天体観測を体験することができます。