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西表島

沖縄県では本島の次に大きい島。石垣島から高速船で約40分。島の90%が亜熱帯のジャングルに覆われ、仲間川をはじめ大小40以上の川があります。河口から10kmあたりまでは海水と淡水が混じる汽水域で、このあたりに広大なマングローブ林が広がっています。天然記念物の「イリオモテヤマネコ」をはじめ、日本のワシ類で最小の「カンムリワシ」、日本最大の「キシノウエトカゲ」や「セマルハコガメ」などの珍しい動物が生息する奥深い自然の宝庫です。

西表島 画像1
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集落と島の風景

西表島は大原港や仲間川がある東部と上原港・船浦港や浦内川のある西部とに分かれます。東部と西部の間は約1時間。海岸線に沿って島を半周する県道沿いに15ほどの集落が点在しています。同じ島内にありながら船浮地区へは道路が通っていないため船を利用します。大原港のある東部地区には7つの集落(大原、豊原、大富、古見、美原、由布、高那)があり、上原港のある西部地区には9つの集落(船浦・上原・中野・住吉・浦内・干立・祖納・白浜・船浮)があります。

島の東西を結ぶ県道
島の東西を結ぶ県道
河口のマングローブ林
河口のマングローブ林
亜熱帯のジャングル
亜熱帯のジャングル

島内交通

西表島の主要な道路は海岸線沿いの県道215線のみです。距離は約50km。車で約70分(40km/h)、自転車で約4時間30分(11km/h)。この道路も島の約半周をカバーするだけで、島を一周する道路はありません。亜熱帯のジャングルが生い茂る内陸部には道路もありません。同じ島内にありながら船浮地区へは道路が通っていないため船を利用します。島内の移動方法には路線バス、タクシー、レンタカーがあります。西表島の宿泊施設やレジャーショップのツアーを予約している場合は、最寄りの港まで送迎に来てくれます。(予約時に要確認)

路線バス・タクシー

路線バス

路線バスは白浜→豊原と、豊原→白浜をそれぞれ1日4便程度(時期によって増便も有)走っています。始発から終点までバスで移動するには約1時間45分かかります。

※時刻表・運賃表は西表島交通株式会社のHPをご覧ください
https://www.iriomote.com/web/access/bus/
※有効期間中、何度でも乗車可能なフリー乗車券もあります。

バス会社:西表島交通株式会社
TEL:0980-85-5305(8:00~17:30)

西表島 路線バスマップ

タクシー

西表島にはタクシー会社が2社あります。流しのタクシーやタクシー乗り場というものはなく、必要なときに電話で呼ぶようになっていますが、タクシー自体の台数が圧倒的に少ないです。タクシーを利用したい場合は船を降りてすぐに港で客待ちをしているタクシーをつかまえるか、タクシー会社へ直接連絡をすれば、空きがある場合は手配してもらえます。
運転手さんがガイドをしてくれる貸切観光タクシーもあります。こちらは事前に予約することが出来るので安心です。

やまねこタクシー大原営業所(西表島交通株式会社):0980-85-5303
いりおもてタクシー(いりおもて観光株式会社):0980-85-5333

道路状況

片側1車線の県道215号線は交通量も少なく、信号もほとんどないためついついスピードを出しがちになります。ドライブをするときには下記の点に注意して下さい。

  1. 道路の脇の草むらには溝が隠れているので、タイヤが挟まらないように気を付けましょう。
  2. 交通量が少ないのでついスピードを出しがちですが、急カーブで曲がり切れず、バイクで転ぶ人も多いので要注意。
  3. 島には多くの野生動物が棲んでいます。シロハラクイナやセマルハコガメなどもいるので気を付けましょう。なかでも絶滅の危機に瀕しているイリオモテヤマネコの交通事故死が増えています。夏場の日没から明け方までは特に注意して運転しましょう。
  • 西表島 道路状況 画像1
  • 西表島 道路状況 画像2
  • 西表島 道路状況 画像3

観光案内

西表島は島のほとんどが亜熱帯の原生林に覆われています。このため、内陸部の観光スポットへは遊覧船やカヤックなどを利用します。カヤックとトレッキングを組み合わせたツアーなども開催されています。
※内陸部に入る場合はガイドの同行が不可欠です。

観光案内 黒島マップ

  • 星砂の浜

    星砂の浜

    西表島の北端に位置するビーチで、砂浜では星の形をした星砂が多く見られます。星砂は、いわゆる「砂」ではなく、原生動物のなかの有孔虫の骨格が砂浜にうちあげられたものです。この骨格が星の形に似ているため、星砂と呼ばれるようになりました。1mm弱程の大きさで少々赤みをおびています。海はサンゴや熱帯魚も多く、波もおだやかなので、海水浴やシュノーケリングも楽しめます。
  • 浦内川

    浦内川

    浦内川は約18km、11本の支流を含めると全長約39kmと沖縄県最長の川で、川の流域は亜熱帯の植物や動物の宝庫です。大自然の中をカヌーや遊覧船で巡りながら自然と人との関わりについて深く知るエコツーリズムにふさわしい場所のひとつ。上流にはマリユドゥ・カンピレー・マヤグスクなど、亜熱帯の植物に囲まれた滝神秘的な滝があり、遊覧ボートの折り返し点にある船着き場からカンピレーの滝まで遊歩道がのびていて、途中には展望台もあります。亜熱帯特有の樹木や動植物を観察しながらのトレッキングにも最適です。
  • 由布島水牛車

    由布島水牛車

    由布島は島の周囲約2.1Km、海抜1.5mというとても小さな島です。由布島と西表島の間の海は約400m、遠浅で満潮時でも1mほどにしかなりません。そのため、観光用の移動手段として水牛車が利用され、観光名物になっています。所要時間は約15分。潮風を感じながらのんびりと水牛車に揺られていると、とてものどかな気分を味わえます。水牛は、もともと台湾から連れて来られたひとつがいが繁殖して現在に至ると云われていて、2匹の水牛の記念碑もあります。島全体が亜熱帯の樹木や花々が植えられている植物園になっていて、レストランやパーラー、売店もあり、ゆっくりくつろぐことができます。

    《水牛車》
    所要時間:約15分
    西表島発/始発9:00、9:15~16:15まで30分おき、最終16:15
    由布島発/10:00~17:00まで30分おき、最終17:00
    入園料(水牛車代金込み):大人(中学生以上)1,720円・子供(小学生)860円・幼児(小学生未満)無料
    営業時間:9:00~17:00
    問合せ:(0980)85-5470/亜熱帯植物楽園由布島

  • 仲間川

    仲間川

    西表島で浦内川についで2番目に大きい川で、遊覧ボートやカヤックでのぼることができます。河口付近の川幅は200mを越えるところもあり、仲間橋の上から見る風景は格別です。川の両岸に広がる約300ヘクタールのマングローブ林は日本最大で、国の天然記念物にも指定されています。第2船着場から徒歩約10分ほどのところにある仲間川展望台からは、緑のジャングルの中をゆったりと流れる仲間川の雄大な風景を楽しむことができます。上流には国指定天然記念物ウブンドルのヤエヤマヤシ群落や日本最大、樹齢400年と言われるサキシマスオウノキがあります。

    ※仲間川遊覧船/マリンレジャー金盛 0980-85-5378
    ※仲間川カヤック・トレッキングツアー/南風見ぱぴよん 0980-85-5538
    http://www.haimipapillon.com/index.html

  • 野生生物保護センター

    野生生物保護センター

    イリオモテヤマネコを代表とする島の野生生物の生態を調査・研究し、資料を展示している環境省の施設。西表島の自然情報が満載で、生き物の剥製や資料、展示物、映像を見ることができます。
  • マリユドゥ・カンピレーの滝

    マリユドゥ・カンピレーの滝

    日本の滝100選にも数えられている滝。マリユドゥとは円い淀みという意味で、落差16m・幅20m、大量の水が円弧を描きながら3段になって滝壺に落ちていきます。
    遊覧船やカヤックなどで河口から8km上流にある船着場「軍艦岩」まで川を遡り、亜熱帯の植物が生い茂る遊歩道を30分ほど歩くとマリユドゥの滝を一望できる展望台があります。(※以前は滝のそばまで降りることができたのですが、現在は遊歩道が通行止めになっているようです。)
    さらに上流へ5分ほど行くとカンピレーの滝があります。カンピレーとは島の方言で「神の座」を意味しています。約200mにわたって、小さな滝が何段も続き、落差はゆるやかながらも沖縄最大の約20mを誇ります。なだらかな斜面の岩肌を水が流れて落ちていく様はとても涼しげな印象を受けます。
  • 南風見田の浜

    南風見田の浜

    島の南海岸の周回道路の終点にある長いビーチです。県道215号線の終点からそのまま細い道に入って約4kmほど行ったところにキャンプ場があり、その先にビーチがあります。シーズン中でも比較的人が少なく、のんびり過ごすことができるポイント。リーフ内は遠浅で波も穏やかですが、リーフ際では沖出しの波が非常に強くて危険なので注意が必要です。
  • ピナイサーラの滝

    ピナイサーラの滝

    上原港への船から見えるジャングルの中の白い筋 それがピナイサーラの滝です。ピナイとは方言で「ヒゲ」、サーラは「下がったもの」という意味で、老人のヒゲのように白く下がった滝の風情を表しています。落差は55mで沖縄県最大。滝の上からは、エメラルドグリーンの海と鳩間島、バラス島を望む絶景が広がります。カヤックで船浦港からヒナイ川を遡り、さらに15分程のトレッキングで滝壺へ到着します。徒歩で行く場合は船浦湾の干潟からヒナイ川の河口付近まで行くと徒歩入り口がありますが、行けるのは干潮時に限られます。

    《カヤック&トレッキング》
    西表島モンスーン
    https://iriomote-monsoon.com
    0980-85-6019
    ハイビスカス
    0980-85-6462